NPO法人奥雲仙の自然を守る会 おくうんぜんのしぜんをまもるかい
奥雲仙の自然保護と森林の中での自然体験や自然学習が行えるフィールドを提供し、農山村体験学習、ボランティア活動などに関する事業を行い、青少年の健全な育成や子育て支援、高齢者、障害者の生き甲斐を追求し、社会の発展に寄与することを目的としております。
林野庁が、平成22年に長崎県内初の森林環境教育の場に設定した「遊々の森」を、林野庁九州森林管理局長崎森林管理署・島原雲仙農業協同組合・長崎県雲仙市と協定を締結し、「奥雲仙牧場(まきば)の森」と名づけ、様々な自然体験や自然学習などを行いながら、総合的な生涯学習の一貫として、学校、各種施設、企業研修の場などの利用継続につなげ、環境保全、景観づくりに努めています。
同時に、田代原は、林野庁のレクリエーションの森に指定され、田代原風致探勝林として「日本美しの森」にも指定されており当会は雲仙市、長崎県、JA島原と「雲仙田代原レクリエーションの森管理運営協議会」を発足、オブザーバーとして環境省雲仙自然保護官事務所、島原半島観光連盟、雲仙市シルバー人材センター、田代原牧野組合に参加していただき、長崎森林管理署と「田代原風致探勝林」の整備・管理及び活用に関する協定を締結し、田代原の昔から残る自然の美しい景観を人の手を入れた活動で守っています。
令和4年5月には、未来に残したい草原の里100選に選定され、ますます草原とのかかわりが重要な価値を持つものとして捉えられています。
また、島原半島3市(雲仙、島原、南島原)の地域資源を生かし、世代間の垣根を越えた昔ながらの交流を通して、家族の絆や人間関係の大切さを再認識し、自分自身を見つめなおし、自分の存在価値を再発見して生命の尊さに気づく思いやりや感謝をもてるような体験も行っております。
さらに、ふるさとを守る達人者を通して食の大切さを学び、好ましい食習慣と豊かな心を身につけるための活動と、 グリーンツーリズム、エコツーリズム、ブルーツーリズムに取り組んでいます。
日本初の国立公園の一角地(奥雲仙田代原)、このすばらしい自然(ふるさと)のもと、歴史ある雲仙から、自分なりの生きがいづくりとして、社会活動として、自分を輝かせてみませんか?
「遊々の森」とは、どういう制度か?
平成14年から、公立学校の週5日制が導入され、課外授業の充実の必要性が指摘されました。また、
学校教育課程に「総合的な学習の時間」が導入され、子ども達の「生きる力」を育む教育が重視されるなど、
多様な体験活動を通じた子ども達の人格形成や幅広い知識の習得が一層重視されるようになった。
こうした中で、多様性に富み、豊かな森林環境を有する国有林野が活動の場として注目され、児童・生徒達が
実際に緑に触れ、親しむなど様々な学習活動や体験活動を行なう場としてのフィールドを提供し、森林環境教育の
推進に役立てようとする目的で、平成15年から国有林野事業に創設された制度です。
植樹や下刈りなどの林業体験活動や野生動植物や昆虫などの自然観察やネイチャーゲーム、隠れ家つくり、沢あそびなど
森林の中で遊び学ぶ活動が可能です。